景住ネットフォーラム

20160321
シンポジウム

近代化遺産と八幡の都市・建築・歴史
その魅力をどう活かすか

4月17日(日)午後1時30分から

官営八幡製鐵所関連施設が世界文化遺産に登録され、おおぜいの人々が北九州市八幡を訪れています。
明治から昭和にかけて、日本の発展のいしずえとなった八幡製鉄所。八幡の街には、その繁栄を物語る軌跡が今もいろいろなところに残り、私たちにその歴史を伝えてくれています。
特に戦後の早い時期にできた八幡市民会館や八幡図書館は、戦争で荒廃した街や人々のこころに「明るい未来」の到来を告げるものでした。
世界文化遺産とそれを生んだ八幡の都市、人々の暮らし、その時代を伝える建築の魅力や役割とは何か。それらを活用し次の世代に引き継ぐにはどうしたらいいのか、知恵を出し合いませんか。



パネリスト
五十嵐敬喜〈法政大学名誉教授・前内閣官房参与・弁護士〉
市原猛志(九州大学助教・)
東郷和彦〈元在オランダ大使・京都産業大学教授〉
司会・末廣 香織(建築家・九州大学大学院人間環境学研究院准教授)

会場 
レディスやはた
福岡県北九州市八幡東区尾倉2丁目6-6
▼Map
参加費 500円

▼Mail問い合せ
上村千寿子 090-3904-7371・加来浩佶090-6297-9009
▼チラシダウンロード

パネリストおよび司会者のプロフィール


パネリスト
五十嵐敬喜(前内閣官房参与・法政大学名誉教授・弁護士)
1944 山形生まれ、早稲田大学法学部卒業、1968 弁護士登録、1995  法政大学法学部教授、2011〜2012年 内閣官房参与、2014  法政大学退職、同名誉教授
著作 『美の条例~いきづく町をつくる』共著(1996)、『美しい都市をつくる権利』(2002)、『美しい都市と祈り』(2006)、『都市再生を問う』(2003)、『道路をどうするか』(2008)以上共著、岩波新書、『国土強靭化批判』(2013)岩波ブックレット、『現代総有論序説』(2014)共著、ブックエンドほか多数.

市原猛志(九州大学助教・九州国際大学非常勤講師)
1979年福岡県北九州市生まれ。2009年九州大学人間環境学府都市共生デザイン専攻修了、博士(工学)。
九州大学大学文書館、九州産業大学景観研究センター、現在九州大学百年史編集室助教。同時に九州国際大学非常勤講師、北九州市門司麦酒煉瓦館の館長職(非常勤)
世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に関する福岡県近代化産業遺産行動指針指導委員、2013年より産業考古学会理事。門司港の料亭「三宜楼」や旧小倉警察署庁舎の保存活動をNPO法人理事として関わる、北九州工場夜景ツアーやまちあるきツアーなどの観光事業に関しての講師・監修。北九州市産業観光パンフレット・同戸畑区近代化産業遺産パンフレット監修、
著作 『産業遺産を歩こう』(共著・東洋経済新報社)、『北九州の近代化遺産』、『筑後の近代化遺産』(共著・弦書房)、『日本炭鉱都市』(共著・ライフ出版社(韓国))など。 

東郷和彦(元在オランダ大使・京都産業大学教授)
1945年(昭和20年)1月10日生まれ、1968年 東京大学教養学科国際関係論卒、2009年 ライデン大学で博士号(人文科学)京都産業大学教授・世界問題研究所長、静岡県対外関係補佐官、1968年 外務省入省、1994年 在ロシア連邦日本大使館次席公使、1996年 欧亜局審議官、1997年 大臣官房総括審議官1998年 条約局長、1999年 欧亜局長、2001年 在オランダ大使、2002年 外務省退官、ライデン大学講師、2003年 ライデン大学付き国際アジア研究所教授フェロー、2004年 プリンストン大学東アジア研究学部講師兼研究員、2006年 淡江大学(台湾)大学院日本研究所客員教授、2007年 ソウル国立大学国際研究大学院客員教授、2008年 テンプル大学ジャパン・キャンパス客員教授、2009年 京都産業大学客員教授、2010年4月より 京都産業大学教授・世界問題研究所長、2011年4月より 静岡県対外関係補佐官、2007年 カルフォルニア州立大学サンタ・バーバラ校政治学部客員教授
著作 戦後日本が失ったもの: 風景・人間・国家(角川新書oneテーマ21 2010年)、北方領土交渉秘録、失われた五度の機会(新潮文庫 2011年)、『東北』共同体からの再生:東日本大震災と日本の未来(共著・藤原書店 2011年)、日本の領土問題:北方四島・竹島・尖閣諸島(角川新書oneテーマ21 2012年)

司会
末廣香織(建築家・九州大学大学院人間環境学研究院准教授)
1984年 九州大学工学部建築学科卒業、1986年 九州大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了、1991年 Berlage Institute, Amsterdam建築学大学院修士課程入学、1994年 同上修了、1986年4月株式会社SKM設計計画事務所入社
1990年5月同上退社、1990年6月有限会社EAT一級建築士事務所 代表取締役、1991年8月同上休職、1993年2月 Herman Hertzberger 建築設計事務所入社、1993年8月同上退社、1994年6月九州大学工学部建築学科助手任官、1998年4月同上退官、1998年5月 NKSアーキテクツ共同主宰、2000年1月有限会社 NKSアーキテクツ代表取締役、1999年九州東海大学非常勤講師、2001年- 佐賀大学非常勤講師、2002年- 九州大学非常勤講師、2003年- 九州東海大学非常勤講師、2002年- 近畿大学非常勤講師、2005年- 九州大学大学院人間環境学研究院准教授、第12回福岡県建築住宅文化賞優秀賞受賞 / 南風台の住宅 / 1999 、第14回豊の国木造建築賞優秀賞受賞 / 佐伯の住宅 / 1999 、第14回福岡県美しいまちづくり賞大賞受賞 / 大野城の住宅 / 2000 、第10回熊本県木材利用大型施設コンクール熊本県賞受賞 / 北里アリーナ / 2004 、西有田タウンセンタープロポーザル最優秀賞 / 2002 、東月隈公民館複合施設設計プロポーザル最優秀賞 / 2003